この記事は3月末に書いた内容になります。
今回長い休業期間があけて、これから再度頑張っていくために公開しました。
新型コロナウイルスの影響が拡大し、先進7カ国(G7)首脳による緊急テレビ電話会議を経て、3月24日に安倍首相とIOC会長の合意により東京オリンピック・パラリンピックが来年7月23日に延期されることが決まりました。 世界中がコロナウイルスの影響により五輪開催どころではない状況なので仕方がないところかもしれませんが、東京開催が決定してから7年間、開幕に合わせて準備をしてきた関係者にとっては無念の延期だったでしょう。 それ以上に複雑な気持ちなのが、オリンピックの主役であるはずの候補選手たちです。 マスコミの報道やSNSでも候補選手の「落胆」「困惑」のコメントが見られます。 ・ヴィクトール・カンペナールツ(自転車選手・ベルギー) 「彼女(恋人である水泳選手のファニー・ルクリュイーズ)は既に代表に選ばれているが、来年も選ばれるのか、それともまた予選を突破しないといけないのか。五輪を最後に引退する予定だった」
・シモーネ・バイルス(体操選手・米国) 東京五輪限りでの引退を考えていた選手は、もう1年頑張らなくてはいけなくなった。 本音としては非常に理解できます。 もうすぐ手が届きそうだった夢(努力の結果)が、瞬きをする一瞬の間に崩れ落ちて遠のいたのですから。 年齢・体力的な問題、モチベーションの維持や再調整の難しさの「1年後への不安」もあるでしょう。 しかし、多くの候補選手に目立つのは「前向きな姿勢・発言」です。 ・サニブラウン・ハキーム(陸上男子・日本) 「2021年に自分の思う形に持っていけるように今やるべきことをやっていくだけ」
・大野将平(柔道男子・日本) 「いつ開催になろうと決められた試合日に向け最高のパフォーマンスができるように覚悟を持って準備をするだけ」。
・張本智和(卓球男子・日本) 「準備しなければいけない課題がまだまだあると焦っていたので準備の時間ができた」
・エリウド・キプチョゲ(男子マラソン・ケニア) 「来年、五輪連覇のため日本へ戻り、素晴らしい大会を目撃できるのを楽しみにしている
・アンジェリーナ・メルニコワ(体操女子・ロシア) 「すごく楽しみにしていたから、今はとても動揺している。だけどこれで時間ができた。私はいつだってベストの演技を見せる。みんな一緒に頑張りましょう」
・大迫敬介(サッカー男子)
「1年間を大切にするいい機会だと思う。準備する期間が増えたとポジティブに捉えてやっていきたい」
マイナス方向にいくら考えてもプラスにはなりません。
ポジティブに切り替えることのできる人間がより成長できるのです。
逆転の発想で「自分磨きができるチャンス」と考えるのもアリです。
オリンピックで外国人が来日するのが1年延びました。
来日する外国人と英語でコミュニケーションを取りたいと考えていた人にとっては英語を学ぶ時間が増えたのです。
1年あれば英会話は問題ないレベルにまで上達します。
基礎から学ぶ時間も十分あります。
まだコロナ感染は収束の気配が見えませんが、こんな状況だからこそ「無駄に過ごす1年間」ではなく「自分を高める1年間」にしましょう。
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